ARCHITECT
プロ
板谷 優志
Masashi Itaya
itayaarchitects / 板谷優志建築設計事務所主宰
空間に思想を宿す建築家、板谷優志。
1993年生まれ。横浜国立大学大学院(Y-GSA)修了。萬代基介建築設計事務所で実務を磨いたのち、2023年に自身の設計事務所を立ち上げた。
彼の設計には、単なる“住まい”を超えた哲学がある。
板谷が建築家を志した理由は、「人の暮らしの個性をそのまま受けとめるような、その場所のための建築をつくりたい」という期待。設計において重視するのは、住まい手の価値観とその場所との対話。素材の質感、光の入り方、視線の抜け——すべてが、そこに暮らす人の“生き方”と響き合うように設計される。
実績も確かなものだ。SDレビュー2024(槙賞)受賞、富山デザインコンペティション選出。そして2025年、「瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ」で最優秀賞を獲得。テーマは「現代百姓のための民家」。彼は、地域性と新しい構造を融合させた提案で、審査員の心を射抜いた。
板谷の建築は、静かに語りかけてくる。派手さではなく、親密さ。機能を兼ね備えた完成の空間。家族の未来を支える器としての住まいを、共につくる建築家を探しているならおおいに信頼できるパートナーである。